クラウドゲーミングガイド · 2026年
2026年版 ゲーム向けクラウドPCおすすめ10選
フルデスクトップとGPU搭載サービスを比較。契約前に確認したいポイントも紹介します。
クラウドPCは離れた場所にあるコンピューターでソフトを動かし、その画面をノートPCやスマートフォン、テレビへ配信するサービスです。新しいPCをすぐに購入せずに別の環境を利用できます。ただしゲーム体験を左右するのはGPUだけではありません。データセンターまでの距離、通信の安定性、ゲーム側の利用条件も重要です。
BitCloudPCを1位にしたのは、ゲーム関連の作業、コンテンツ制作、日常業務を一つのWindowsデスクトップで扱える柔軟性があるためです。負荷の高いAAAゲームを目的とする場合は、利用する構成に適切なGPUがあるかを先に確認し、実際の配信品質を試してください。
比較方法:10サービスの公式ページと公開資料を参照し、デスクトップへのアクセス、OS、ゲームのインストール、課金方式、設定の手間を比較しました。FPSや遅延の実測テストは行っていません。掲載順は用途と柔軟性を考慮した編集上の評価であり、ベンチマークによる性能順位ではありません。
まず結論
多用途のWindows環境ならBitCloudPC
BitCloudPCは、構成を選べるWindowsのリモートPCで、時間単位または月単位の料金を選択できます。仕事と比較的軽いゲームを同じ環境で使いたい人には候補になります。ただし公開資料にはゲーム専用GPUの仕様が記載されていません。AAAゲームが主目的なら、Shadow PCやairgpuも比較しましょう。
10サービスの比較一覧
| 順位 | サービス | デスクトップ/OS | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 1 | BitCloudPC | 構成を選べるWindows | ゲーム関連作業と仕事の併用 |
| 2 | Shadow PC | WindowsのフルPC | 定期的なゲームプレイ |
| 3 | airgpu | GPU搭載クラウドPC | 時々使う時間課金型PC |
| 4 | Vagon | GPU搭載リモートデスクトップ | ゲームとクリエイティブ作業 |
| 5 | Loudplay | WindowsのフルPC | 前払いのプレイ時間 |
| 6 | Stim.io | WindowsのフルPC | ブラウザーからのアクセス |
| 7 | CloudDeck | Linux/Proton | SteamゲームやMOD |
| 8 | Maximum Settings | LinuxゲーミングPC | Linux対応のゲームライブラリ |
| 9 | OnePlay OneSpace | クラウドPCとゲームカタログ | 2通りのプレイ方法 |
| 10 | Paperspace | 構成可能なGPUマシン | 設定に慣れたユーザー |
フルデスクトップであっても、すべてのゲームが動くとは限りません。BitCloudPCは複数用途での柔軟性を評価しています。公開資料にはゲーム向けGPUの詳細がありません。
各クラウドPCの特徴
1位 · 複数の作業に使えるWindows環境
BitCloudPC
BitCloudPCは、CPU、メモリ、ストレージ、地域を選べるWindows 10/11のリモートデスクトップです。時間単位と月単位のプランがあり、リモート接続を高速化する機能も案内されています。ゲームコミュニティの運営、攻略記事や動画の制作、その他の作業を同じWindows環境で進めたい場合に検討できます。
1位とした理由:使い慣れたWindows、調整できるリソース、リモートアクセスを組み合わせ、さまざまな作業に対応できるためです。サービスの説明によれば、クラウドPCを停止すると計算リソースの課金は止まりますが、ストレージなど選択した項目には費用が続く場合があります。実際の利用時間で総額を計算してください。
ゲーム用途の確認点:公開されている構成資料には、ゲーム専用GPUの具体的な仕様やゲームのベンチマークが掲載されていません。AAAタイトルの動作、高FPS、アンチチートへの対応は保証できません。契約前にGPUを問い合わせ、遊びたいゲーム、コントローラー、映像品質、入力遅延を試しましょう。
2位 · 頻繁に遊ぶ人向けのWindows PC
Shadow PC
Shadow PCは、決まったゲーム一覧ではなく、Windowsのフルデスクトップを提供します。ランチャーをインストールし、自分のゲームライセンスを使い、ファイルやほかのソフトも管理できます。週に何度もリモートPCで遊びたい場合に比較したいサービスです。
強み:自分のPCに近い使い方ができ、複数の端末からアクセスできます。契約前の確認点:利用する国での提供状況、プランのハードウェアと容量、データセンターまでの距離を確認してください。WindowsのクラウドPCでも、一部のアンチチート採用ゲームは動作しません。
3位 · 利用時間に応じてGPUを使う
airgpu
airgpuでは、複数のGPU構成からクラウドPCを選べます。計算時間は事前に購入したクレジットから支払い、手持ちのアカウントのゲームをインストールして、MoonlightやParsecなどで映像を配信します。週末だけ遊ぶ人や、短期間だけ高性能な環境が必要な人に適した料金形態です。
強み:ハードウェアの選択肢と使用量に応じた支払いです。契約前の確認点:ストレージ、税金、長時間の利用費を合計しましょう。マルチプレイについては、同社のFAQが一部のアンチチートでクラウドPCがブロックされると注意しています。
4位 · ゲームと制作作業を一台で
Vagon
Vagonは、性能の異なるGPU搭載リモートPCを提供します。同じデスクトップを動画編集や3D制作に使い、その後でゲームを遊ぶこともできます。制作と趣味のために別々の環境を借りたくないクリエイターには便利です。
強み:作業に応じてリソースを選べます。契約前の確認点:稼働時間と継続ストレージの料金、コントローラー対応、近い地域のサーバーを比較してください。案内されている最大配信解像度が、すべての回線で得られるわけではありません。
5位 · プレイ時間を前払い
Loudplay
Loudplayは、所有するゲームアカウントからタイトルをインストールできるWindowsのフルデスクトップを提供します。PC向けプランには前払いの時間パッケージがあります。毎月のプレイ時間がおおよそ分かっていて、GPUマシンを自分で構築したくない人には分かりやすい方式です。
強み:用意されたWindows環境と前払いの時間枠です。契約前の確認点:サーバー所在地、ファイルの保存条件、パッケージの規約、対応端末を確かめましょう。GPUが高性能でもネットワーク遅延は消えないため、短いプランから試すのが合理的です。
6位 · ブラウザーで使うフルPC
Stim.io
Stim.ioは、ブラウザーからアクセスできるWindowsのゲーミングPCを案内しています。ユーザーはデスクトップを利用でき、ソフトをインストールできます。専用アプリを入れたくない場合には便利ですが、体験は通信環境と選んだマシンに左右されます。
強み:フルデスクトップと、同社が案内する幅広い地域の選択肢です。契約前の確認点:近い地域で利用できるハードウェアと、インストールしたゲームの保存条件を確認しましょう。公表される最大FPSや解像度は、プラン、ゲーム、端末、回線によって変わります。
7位 · コントローラー画面とLinuxデスクトップ
CloudDeck
CloudDeckは、コントローラーで操作しやすい画面から始まり、デスクトップモードにも切り替えられます。OSはLinuxです。Windows向けゲームはProtonやWineで動作し、リモート環境を許容する必要があります。SteamのゲームやMODを自分で導入したい人向けの選択肢です。
強み:始めやすさと設定の自由度です。契約前の確認点:必須タイトルをProtonDBやゲーム会社の条件で調べましょう。アンチチートが非対応のマルチプレイゲームは、デスクトップを使えても起動しない可能性があります。
8位 · Linux対応ライブラリ向け
Maximum Settings
Maximum Settingsは、リモートのゲーミングPCと専用の配信クライアントを提供します。公開資料ではLinux Mintが紹介されています。手持ちのSteamゲームがLinuxで問題なく動く人には検討しやすいでしょう。Windows専用ランチャーや一部の対戦ゲームについては追加の確認が必要です。
強み:Linuxに慣れた人が構成を選べることです。契約前の確認点:利用できるOS、サーバー容量、セッションの制限、データの保存条件を確認してください。すべてのWindowsゲームがProtonで動くとは限りません。
9位 · カタログとクラウドPCを組み合わせる
OnePlay OneSpace
OneSpaceは、OnePlayのゲーム配信カタログに、メインカタログ外の一部タイトルをインストールするためのクラウドPC機能を組み合わせています。対応ゲームをすぐに起動しつつ、ときどき自由度の高いPCも使いたい場合に合います。
強み:一つの製品で二つの利用方法を選べることです。契約前の確認点:対応地域と端末、自分のゲームを入れられる範囲、利用時間の制限を調べましょう。OnePlayの条件には、ゲーム配信とクラウドPCで共有する一日の時間制限が記載されています。
10位 · 設定に慣れた人向けのGPU
Paperspace
DigitalOcean傘下のPaperspaceは、GPU搭載クラウドマシンとリモートアクセスの選択肢を提供します。すぐに遊べるゲーム用サブスクリプションというより、クラウド基盤のレンタルに近いサービスです。ハードウェアを選び、ソフトを導入し、ファイルを管理し、使い終えたらマシンを停止する必要があります。
強み:ゲーム、開発、レンダリング、計算を一つの環境に組み合わせられる自由度です。契約前の確認点:GPUの提供状況、Windowsライセンス、計算・ストレージ料金、配信方法を確認しましょう。マシンを起動したままにすると費用が増える場合があります。
ゲーム向けクラウドPCの選び方
1. 遊びたいゲームから選ぶ
重要なタイトルを五つ挙げ、ランチャー、MOD、アンチチートを確認します。BitCloudPCではGPUの詳細を問い合わせましょう。
2. 近いサーバーを試す
操作の遅れや回線の揺らぎは、最大ダウンロード速度よりも体験に影響することがあります。
3. 総費用を計算する
利用時間、月額料金、ストレージ、税金、停止中にも発生する費用を合計します。
月20時間ほどの利用なら時間課金が便利な場合があります。一方、毎晩遊ぶなら定額プランも比較しましょう。これは利用例であり、節約を保証するものではありません。プランに明記されていない限り、ゲームのライセンスは通常別途購入します。
最初の30分で確認すること
- 近いサーバーを選び、CPU、GPU、メモリ、ストレージの容量を記録する。
- 普段使う端末と通信回線から接続する。
- 負荷の高いゲームと手持ちのマルチプレイゲームを一つずつ入れる。
- ログイン、音声、コントローラー、映像の安定性、操作への反応を確認する。
- PCを再起動し、ゲーム、設定、セーブデータが残るか確認する。
- 課金の止め方と、PCを削除する前にデータを取り出す方法を調べる。
クラウドPCとゲームストアのアカウントには別々のパスワードを使い、二要素認証を有効にしましょう。確実に同期されないセーブデータは別にバックアップを取り、一時的または共有のセッションに支払い情報を保存しないようにしてください。
よくある質問
BitCloudPCでAAAゲームは動きますか?
公式資料には構成可能なWindowsデスクトップが説明されていますが、ゲーム向けGPUの仕様やゲームのベンチマークは公開されていません。長期プランの購入前にハードウェアを確認し、目的のタイトルを試してください。BitCloudPCを見る。
GeForce NOWとの違いは何ですか?
フル機能のクラウドPCには、ソフトをインストールできるデスクトップがあります。GeForce NOWは対応するゲームを配信する方式で、汎用デスクトップは提供しません。遊びたいゲームがカタログにあるなら、後者の方が簡単な場合があります。
Steamのゲームはすべて動きますか?
いいえ。インストールできても起動できるとは限りません。アンチチート、仮想マシンの制約、GPU要件、ランチャーの規則、Linuxとの互換性などが影響します。
MacからクラウドPCを利用できますか?
BitCloudPCではブラウザーからWindowsにアクセスできます。Shadow PC、airgpu、Vagon、LoudplayもMacからの接続方法を案内しています。ゲーム用途ではGPU、コントローラー、サーバーの近さも確認してください。
GPU搭載VPSとゲーム向けクラウドPCは同じですか?
設定すればゲームに利用できることがありますが、ドライバー、配信ソフト、仮想ディスプレイなどを自分で準備する必要があるかもしれません。ゲーム向けサービスは、こうした準備の一部を提供します。
まとめ
BitCloudPCは、ゲーム関連作業とほかの仕事に使える柔軟なWindowsリモートデスクトップとして、この比較の1位です。ただし公開されている仕様だけでは、負荷の高いゲームでのGPU性能は確認できません。主にWindowsゲームを遊ぶならShadow PC、時々GPUを時間単位で使うならairgpuも比較してください。遊びたいタイトル、近いサーバー、短い試用が最適な選択を決めます。
マルチプレイ用のインフラも必要なら、ゲームサーバーとホスティングのガイドも参考になります。ゲームサーバーは対戦環境をホストし、クラウドPCはプレイヤーのゲームを実行して画面を配信します。
契約前に、各公式サイトで最新の料金、構成、利用可能地域を確認してください。



